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2005年7月16日 (土)

精霊流し と 日本

先日、久しぶりに宝塚を観てきた。星組公演『長崎しぐれ坂』とレビュー。
『長崎、、』はとってもタイムリーなテーマだった。江戸幕末の鎖国時代、唯一異国貿易が行われていた長崎一角の治外法権地帯『唐人屋敷』が舞台。
江戸を追われ高い塀で覆われた唐人屋敷に逃げ込み命をながらえていた男が、唐人たちに匿われ、やさしさに触れながらも、江戸への思慕を断ち切れず、とうとう咎を覚悟で唐人街の塀の脱出を決意。
ラスト、精霊流しの祭りの夜にお役人に命を断たれるが、魂だけは精霊となって、江戸を忍び海を渡るというお話。江戸に寄せる想いは、彼の故郷であり懐かしい人との思い出の残る場所、である。

精霊流しのルーツが、ドラ、爆竹などの小道具でわかるように、船で渡来してきたシナ人由来のものと知って、感慨深いものがあった。船旅の途中で亡くなった方々の魂を西方浄土へ見送るという仏教的死生観が、当時の唐人には、まだあったと知ることは有意義である。異国に住みついた彼らにとって、西方浄土とはすなわち、故郷のシナ大陸 それとも。。。?
。。。アア、誰か故郷を思わざる。。。で、ある。

さて、”栃木市県大田原市教育委員会が初めて扶桑社『つくる会』の教科書を採択”ーという、勇気ある歴史的(?)な一歩を踏み出したそうな。。。と、共に、西尾幹二先生らの、「船橋西図書館、つくる会教科書焚書事件」も最高裁で勝利!とってもメデタイ!
しかし、公立の図書館がこの本、気に入らんからといって、何の権限があって廃棄なぞしたんだろ。しかも、注目の『教科書』であるならば尚更、多くの住民の目に触れさせる機会を与えることが使命じゃろうて。
たまたま、NHKのお昼のニュースで第一報を見たのだが、これを伝える男性アナウンサーが何度も途中とちってしどろもどろ、やたら妙であった。何かあったのかな〜?
同時に、中韓とも見事にリンクして、ますますヒステリックになる国内での採択妨害運動、気の毒になるくらい必死だ。
テレビで、『つくる会』の教科書が紹介される時は、必ずといっていいほど、演出たっぷり、暗い背景、オドロオドロしいBGM付きで、戦争、軍国主義などをイメージさせようとするのも、何をかいわんやである。

日々、つくづく、私たち、一体、どこの国に住んでいるんだろー?という、「みなさまのNHK」を始めそんなテレビやキャスター、新聞記事ばかりである。世界一の反日国日本には、サスガ、こんなに日本を嫌いな日本人がいると宣伝しまくり。しかし、日本人が日本を愛せないのは、いびつなくらいに悲しい〜、悲しいぞ〜!
政治的イデオロギーなく、ただ感情的に反対運動されている人たちも、一生、この日本国で平和に暮らし子供たちにも平和で豊かな国を残したいと思う気持ちは同じだろうに。塀の外には嵐が吹き荒れていることも知らず、危機意識も防衛意識も全く考えずに生きていける、ある意味、鎖国時代の長崎の唐人を見るようだ。

恥で真っ赤に染まった日本を少しずつでも正常化できればいいねと願いつつ、拉致問題と同じく、なんでここまで放って置かれたんだろうと、とことん戦前〜戦後日本の再解釈、教育問題の重要性を改めて強く感じる。
日本のお母さんたちも、ブランドバッグやグルメに精出すより、子供の教育についてもっと強く関心を持って早く立ち上がるべきだったと思うが、まだ間に合う、がんばろう!
学校の安全は、門を高く固く閉ざすことでも、警備員を配置することでもない。内部の先生、教科書内容、内部崩壊から始まっていたんだね。
ここ10年間の子供たちのコワレヨウが、戦後教育の果実なのかも。過激な性教育や自虐三昧の内容をこっそり教育の現場で行われているとしたら、恐ろしいこと。これって他人から、あることないこと自分んちの家系、親も含めた先祖の悪口をとことん吹き込まれているようなものだ。

昔、その子をいじめるために、親の悪口をあげつらうことがあった。
『ヤ〜イ、ヤ〜イ、百貫デェ〜ブ、オマエノカァーチャン、デェベェソォ〜!』

オデブなその子は、デブは認めても、
『オレノカァーチャン、デベソジャナイヤイ!」

ーと、果敢にいじめっ子に立ち向かっていったものだ。そう、自分のためではなく、母親の名誉のために。他人から、自分の兄弟家族の悪口を言われたら、どんな子供だってオモシロクないし、傷つく。そして名誉の負傷の手当を受けながら、少し不安を抱えながら、こっそり、

『ネェ、、、、カアチャン、デベソナノ。。。?』
『デベソ?バカネ、ドコガデベソ?ホラ!』
『ア、ホントダ、デベソジャナイ!ヤッタ〜!ヤッタ〜!』〜チャン、チャン!〜

ーでは、確かめた結果、カァチャンが本当のデベソだったら、どうするか???

居直るだけである!
『オラノカァーチャンハ、デベソダ!デベソデナニガワルイ!デベソハホカニモタクサンイル!ソレガドウシタ!」
そう、それでいじめは終わるだろう。

更に、いじめの言葉が『デベソ』でなく、『....ゴクアクニンノヒトゴロシ....』だったら、どうするか?
同じである。まずは否定し、喰いかかる。

『オラノトーチャンガ、ヒトゴロシナンカスルハズガナイ!』『ニヤニヤ。。。』
それから、家で確認する。

『ネエ、、、カァーチャン、オラノトーチャン、ヒトゴロシナノ、、、、?』
『。。。。。。』(沈黙)

さあ、どうする?人が死んだ。それは事実とする。誰が殺した?トーチャンが殺したらしい。証人も何人もいる。
そして、裁判では有罪とされ、病気で死んだと聞いていたトーチャンは、とっくに処刑されているらしい。
またまた、ショックを受けていたら、新たな噂。実は盗人で強姦魔で、他にも山ほど殺していたという!

『シンジラレナイ。。。マサカ、オラノトーチャンガソンナコト。。。ネ、カーチャン?』
『。。。。(沈黙)』
更に明かされた事実。なんとウチが貧乏なのは、トーチャンが捕まった時、お家断絶されたという。。。!

さあ、どうする?
『カアチャンノ、ウソツキ〜!トーチャンナンカ、ダイキライダ〜!ミンナミンナ、ダイキライダァアアアア〜!!』

オラは何もかもいやになり家を出よう、生まれ落ちた時から、母のない子のように〜、父のない子のように〜。
自分の過去をひたすら隠し、ばれた場合は土下座して逃げ続け、糸の切れた凧のように彷徨う、死ぬまで。

これが戦後、日本の姿であろう。
でも、『ハハ(チチ)のないコになったなら。。。。?』
そう。。。。

『〜 誰にも 愛を 話せない 〜』(寺山修司)

『ああ。。。誰かチチハハを思わざる。。。?』

家に還ろう わたしたちの故郷へ 愛を知るために 愛を見つけるために
たったひとりで 長い旅をしすぎたようだが 神代の時から続くという伝説の
わたしたちには故郷があったんだよ
チチが居た ハハと暮らした家へ そのまたチチとハハが眠る土地へ
みんな 首を長くして オラの帰りを待っている

そしたら そこで ハハの沈黙の秘密を解こう ハハももう亡いけど 
チチのハハの そしてそのまた チチのハハの 
物いわずとも やさしいまなざしを 感じながら
真実は何なのか 事実は何なのか
名誉挽回や復讐のためではない ただ真実を
何故コロしたのか どのように裁かれたのか
自分の頭で 自分の目で 秘密の扉を解く鍵は
きっと そこらに残してあるから

そこは『西方浄土』 またの名を『日本』 

遠い昔 神も仏も集った国

戦さもあった 繁栄もあった 円熟もあった ドラマもあった 他国との戦争もあった
沢山のチチやハハが 『日本』であった

そして オラが『日本』のすべてを を抱きしめたら
オラがひとりにも ふたりにもなる 三人にも 四人にもなるよ

そしたら みんな オラが みんなが 静かに ゆっくり 語り始めよう
いじめっ子にも 塀の中の唐人にも 海の向こうのみんなにも 届くように やさしく
話せるよ 愛のことばを 
オラが『日本』をどれだけ 好きで 『日本』がオラをどれだけ 好きか
話せるよ ほんとのことを
『日本』がどんなに深くてやさしいか 『日本』がどんなに強くてたくましいか
そしたら みんな ひとつになる
『日本』に抱かれて ひとつになる 
そして これからの『日本』に なる

そう、
『日本』を知らず 『日本』を愛せない日本人が 愛も語れず事実も語れないのは当たり前だったのです。

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